英語学習のスタートでつまづく人たちへ 〜 見落とされがちなローマ字学習!
日本では、小学校でローマ字を学習します。このローマ字、どの程度正確に覚えているでしょうか。ローマ字を学習するとよいことが2つあります。
一つ目は、パソコンのキーボードを使うときのローマ字入力です。
最近、小中学生はスマホを使う機会のほうが多いように思います。ひらがなのフリック入力が堪能な子供たちが多い反面、パソコンのローマ字入力は苦手だという生徒も多いのではないでしょうか。
これからの時代を考えると、スマホのフリック入力と同時にキーボードのローマ字入力も大切な技能の一つです。
二つ目は、英語学習をスタートするときにスムーズに入れることです。これは意外と見落とされがちですが、子供たちの英語嫌いを防ぐ一つの手段でもあります。
英語の単語を読む際に、”pig”,"dog"という文字を読んでもらうと、全く見当もつかない様子のお子さんがかなりいます。
もし、ローマ字を少しでも知っていたら、何となく、「ピグ」あー豚のことだ。「ドグ」あー犬だなと想像がつくはずです。
このように、ローマ字を知っていると、何となくローマ字読みの発音が英語に似ていることに気づくはずです。この気づきがとても大切で、英語への拒否反応を和らげてくれるのです。
例えば、英単語のスペリングを覚えるときに、「美しい」="beautiful" →「ベアウティフル」と覚えた記憶はないでしょうか。
今、スマホの流行で、このように記憶する生徒が減っている状況にあるように思います。
ローマ字は、算数の九九のような存在です。小学生、中学生の人は、ローマ字をおろそかにせず、しっかり勉強することをお勧めします。